Philippines

色白信仰

 2019     Jul 11, 2019

日本には「色の白いは七難隠す」ということわざがあるほど、白い肌に憧れる人が多いが、これは日本だけでなくアジア圏のすべての国に共通することかもしれない。
日本もたいがいだとは思うが、日本以上に白い肌に対して強い憧れを抱いている国も少なくない。フィリピンもそのひとつである。
色白=美人という考えが強く、とりたてて可愛いくはないのに、色白ってだけでフィリピン人は美人と言うのが理解できない。肌の色で美人かどうかを判断したことがないので、いつも返答に困ってしまう。可愛いのは、その子が可愛いからであって肌の色で左右されるものではないと思うのだが、フィリピン人にはコンプレックスを感じている人もいる。小学生でも高学年くらいになるとそういう意識が芽生えるらしく、私の腕の色と自分の腕の色とを比べて勝手に落ち込んでいたりする。
そんな白い肌に強い憧れをもつフィリピン人だが、残念ながら純フィリピン人で色白はまずいない。色白なのはメスティーサと呼ばれる白人系混血か中国系のどちらかで、クラスにひとりかふたりいる程度。逆にめちゃくちゃ褐色っていうのもそんなにはいない。
小学校のクラスを見るとはっきりとわかる。結局のところ、白かろうが、黒かろうが、可愛い子は可愛いのである。