Uzbekistan

恥じらいが足りない

 2019     Oct 08, 2019

あの娘のことが好きなのは、カメラを向けると恥らうから。
ウズベキスタンでは恥らってる表情を写真に撮るのがむずかしい。ウズベキスタンにシャイな子がいないというわけではない。シャイな子というのはもともとレア種でそうめったやたらにいるもんじゃないが、ウズベキスタンではより一層少ないように思う。ウズベキスタンの子はカメラを向けてもしっかりと返してくる子が多く、顔を手で隠したり、隠れたり、吹き出しちゃったりしちゃうなんてことはほとんどない。それに加え、もう何年も連続で訪れてすっかり仲良くなってしまっている私に対していまだに恥らう子なんていないのだ。
だけども、彼女だけは違う。彼女はいまだにカメラを向けると照れをこらきれず思わず吹き出しちゃったりする。毎回そうなるわけじゃない。ときどきツボに入ったようにそうなる。ひさびさに会った初日になるわけでもなく、そのタイミングはよくわからない。
私に対してはにかんでるわけでもない。会うたびに抱きついてくるし、散歩をするときなんかはずっと手を繋いだまま。それゆえ、カメラを向けるといまだに恥らうのが不思議でもあったりする。