Uzbekistan

小宇宙カルタ・ミナル

 2019     Oct 21, 2019

この世にある建造物のなかで一二を争うくらい好きなのが、ウズベキスタン西部のヒヴァにある未完成のミナレット、カルタ・ミナル。
青の彩釉タイルのその類を見ない美しい装飾はうっとりするにはもってこいだ。ずんぐりした形が可愛く、ここに住みたいほどに愛してやまない。
カルタ・ミナルは19世紀半ば、ムハンマド・アミン・ハンが高さ109mを目指したが、自身が戦死したため建設が中断され、高さ26mと未完成となっている。
カルタ・ミナルのことを未完成のままで終わってしまい残念だとか、完成した姿も見てみたかったなんて言う人がいたりするのだが、バカ言っちゃいけないよ。未完成だからこそ、ずんぐりしてて可愛んじゃないか。それに中央アジア最大のミナレットになる予定で、400kmも離れたブハラの町を見張るつもりだったという、その壮大な計画のロマンも未完成だからこそだ。そう、カルタ・ミナルは未完成だからこそ愛すべき存在なのだよ。
カルタ・ミナル、こいつは夜に見るもんだと勝手に決めつけている。昼でも圧倒的な存在感を放っているが、夜はそれに加えて宇宙を感じる。