Pakistan

接近戦ホイホイ

 2019     Nov 06, 2019

人物写真では思いきり顔に近づいた写真やバストアップなんかの寄った写真より、少し引いた画角の写真のほうが好き。
どれくらい引いた写真かと問われると答えるのがややむずかしい。全身が入っているか否かはさして問題ではなく、メインの人物以外にも何かを切り取っていて、それによってその場の世界観が伝わりやすい写真、人物プラスアルファの写真というとおわかりいただけるだろうか。メインの人物以外は風景であろうとなんだっていいのだが、あくまで主役は人物でありたいので、人物か風景かどっちが主役かわからないような写真は好きじゃない。ゆえにあまりにメインの人物が小さくなりすぎるのではなく、顔立ちや表情がはっきりとわかるくらいの距離が好ましい。
好きなのは引きの写真なんだが、実際に撮っているのは寄りの写真のほうが断然多い気がする。全部が同じような焦点距離だと変わりばえのしない写真ばかりになってしまうので、寄りの写真も、引きの写真も、両方を撮りはするのだが、引きの写真のほうが好きなくせに寄りの写真のほうが多いのはなんなのだろうか。
原因ははっきりしている。可愛い子だとついつい近づいてしまうことに違いない。可愛い子が相手の場合、どこまで近づいて撮れるかという謎の戦いのゴングがいつの間にか鳴っているふしがある。そして、近づいてしまうと、敵はわかっていても離れれない強力な粘着力を持っているので、気がついたときにはすでに手遅れなのである。