Uzbekistan

ヒヴァっ子ペリーン

ウズベキスタンでは地域によって子供が話しかけてくる言葉が違う気がする。ウズベキスタンの公用語はウズベク語だが、地域によってはロシア語やタジク語なんかを第一言語として使用しているところもあるらしい。ソ連時代の公用語のロシア語は人口の半数以上が話すことができ、大人は外国人とみるとロシア語で話しかけてくる。日本は縦に長い国だがウズベキスタンは横に長い国だ、方言もあるかもしれない。
私にとってはウズベク語だろうが、ロシア語だろうが、タジク語だろうが、どれも全く分からないので変わりはしない。言葉ではなく洞察力だけで理解するしかない。まあ、私は英語もさっぱりなので、いつも外国に行くとほとんどを洞察力で判断しているので割と慣れたもんだ。
子供から言われるので一番洞察力を要するのが折り紙のおねだりだ。折り紙を折ってあげてると、次は私のを折ってくれだとか、次に欲しいものなんかを言ってくる。何が欲しいかはしばらく折ってるとだんだん分かってくる。だがやはり地域によって呼び名が違う。例えば蝶のことはカパラクとかバーボチカだとかと言っている。
単語だけでなく、おねだりの言葉もずいぶん違う。私が一番好きなのはウズベキスタンの西の端にある町ヒヴァの子の言い方だ。ヒヴァの子は「なんとかかんとか、ペリーン」といったふうに最後にペリーンと言う。なんとかかんとかのところは早口でよく聞き取れないが、ペリーンだけ聞き取りやすくやけに耳に残る。
ペリーンはおそらくプリーズ的な意味じゃないかと思う。でもさ、プリーズなんかと違いペリーンってなんだか可愛らしいじゃない。プリーズとか言われても折り紙を折ってあげようとか特段思ったりしないが、ペリーンって言われたらついつい折っちゃいたくなる。