Uzbekistan

抱きしめられるとキュンとするもんだ

前回はとても懐いていた子が、ずいぶん恥ずかしがって親の後ろに隠れて出てこない。再訪するのは早くても一年後。一年も期間が空けば小学校へ入る前ほどの幼い子はほとんど覚えていない。
おばあちゃんや両親があれこれ話して思い出させようとしているが、本人はてんでピンときてない様子だ。大人と子供では記憶の仕方も、記憶の引き出し方も違うのかもしれない。
まあ、別に思い出さなくてもいい。元は明るい子なのでそのうちに慣れてくれば大丈夫だろう。変にかまうよりもそっとしといた方が良い、そう思い特に何もしなかった。
距離は徐々に縮まっていくかと思っていたのだが、それは急激だった。しばらくの間なんのアクションもなく、ずっと隠れてる風だったが、いきなり背後から抱きついてきた。びっくして振り向くとさっきまでとは全く違う顔をしていた。ぴったりとくっついて離れない。少し涙目にも見える。何かを思い出したのかもしれない。
別に今回懐かなければそれはそれで仕方ないとさえ思っていたが、抱きつかれて思わずキュンとした。それからはことあるごとに抱きついてきたが、キュンとしたしたのは最初の一回だけだ。人の心って不思議なもんだ。
それにしても、五歳児に抱きつかれてもキュンとするもんなんだね。