Uzbekistan

南門の二目惚れ

ヒヴァの町は二重の城壁で囲まれていて、19世紀の半ばに砂漠との境に築かれた外の城壁ディシャン・カラ、内側の城壁に囲まれた内城はイチャン・カラ呼ばれる。無傷のまま残る内城は大変珍しく、中世イスラムの佇まいを連想させるイチャン・カラ全体が博物館となっている。
イチャン・カラには東西南北に門がある。一番賑わっているのは西門、門の外は観光バスの駐車場になっていて、門をくぐるとヒヴァのランドマークである未完成のミナレット、カルタ・ミナルがすぐに視界に飛び込んでくる。
かつて近くに奴隷市場があったので別名、奴隷の門と呼ばれる東門も人通りが多い。東門の外にはバザールがあり、地元のバスの発着場にもなっているので、地元の人や近郊から来たウズベク人で賑わう。
北と南は住居が中心となっている。北門の近くには少々観光要素はあるもののインパクトに欠けるからか観光客はあまりいない。門の外に幹線道路があり乗り合いタクシーなどの乗り場になっているので地元の人はちょくちょく出入りしているが静かなもんだ。
南門の周辺は観光客向けのものなど一切ない木彫り職人が住むエリア。レストランもないし、道も舗装すらされていない。たまに何かあると思った観光客が迷い込んで来るが、ほんの数分で帰っていく。
だが私にはこの南門あたりは旧市街に住む地元人の暮らしが垣間見れるので面白い。
良く知った女の子が近所の姉妹を連れてきた。お姉ちゃんの方が同い年くらい。お姉ちゃんは女の子女の子したファッションで可愛らしい。特におもちゃのネックレスがとってもキュートだ。
写真を撮ってと言うのでカメラを構えたが、お姉ちゃんが恥ずかしがる。その恥ずかしがる表情に一目惚れ。いつもは恥ずかしがって目をそらしたときなどはカメラの方を向くまで少し待ったりするが、思わずシャッターを切った。なんと可愛い子を発見したのだろう、次に会うのも楽しみだ。
旅行を終え帰国後に前回に撮った写真をあらためて見ていたら気になる子が。今回その写真も配る用に持って行ってたものの、近所の子がその子の家に走って持って行ってしまい成長した姿を見ていなかったのだが、どうやら以前に撮っていたらしい。そのときの印象とずいぶん違うのでちっとも気付かなかったが一目惚れではなく、二度目惚れだったようだ。