Uzbekistan

子連れデート

ウズベキスタンは英語がちっとも通じないことが多い。ホテルだとかウォーターだとか、そんな簡単な英語も通じなかったりする。共通で通じるのはウズベク語かロシア語、地域によってはタジク語なんかもあるが、どれも私の方がちんぷんかんぷんだ。
ガイドブックの後ろにちょっとだけ書いてるが、それだけでは全然足りない。そこで旅行で使いそうなウズベク語の言葉をまとめたお手製の紙を持って会話の足しにしている。自分が伝えることが目的のものであるが、ローマ字で日本語も書いてあるので好奇心たっぷりの子供らはそれを使って私にあれこれ伝えてきたりもする良いアイテムでもある。
「私は街をぶらぶら歩きたいです」意外な言葉をチョイスしてきた。私と近所を散歩したいらしい。承諾すると一斉に散らばって走ってゆく。どうやらそれぞれの親に私と出かけてくると伝えているようだ。年齢的に私が引率者の立場だが、最も頼りになりそうにない。言葉も分からないし、どこへ行くのかさえも分かっていない。何かトラブルがあっても大して役に立たないだろうから、何もないことを祈るばかりだ。
行くのはいいが皆がこぞって私と手をつなぎたがるので困った。特に女の子3人はどうしてもつなぎたいらしく譲らない。数珠つなぎにつないでいけばいいと思うのだが、直接じゃないと嫌らしい。阿修羅みたいに6本あったらいいんだけど残念ながら手は2本しかない。まあ、本当に手が6本あったらそんなやつとは誰も手を繋いでくれはしないだろうけど。
仕方がないので、左右の手で2人と手を繋ぎ、その内の1人には少し前を歩いてもらい、あまったもう1人とは腕を組む変則的な感じに。すれ違う人が振り返って見てくる。まあ、そうだろう。なんだこれ、私自身が誰よりもそう思っている。