Uzbekistan

かぶりたガール

ウズベキスタンの子供はなぜだかやたらと人の帽子をかぶりたがる。お家にお邪魔し、かぶっていた帽子をそのへんに置いておくと、もれなく誰かがかぶる。ときには置いてあった帽子をかぶるのではなく、こちらがかぶっている帽子を取ってまでしてかぶる。
はじめは帽子が珍しいのかと思ったが、ウズベキスタンで帽子が珍しいわけではない。ムスリムの帽子のドッピだけでなく、キャップやハットも普通に見かける。またウズベキスタンの人が大変帽子好きというわけでもないだろう。年配の男性はドッピをよくかぶっているが、街行く人は帽子はあまりかぶっていない。
まあ、子供は扇子や日傘やサングラスなど何でも真似たがる。だけどウズベキスタンではその割合が多い。今まで行った他の国では帽子を取られるなんてことは一度もなかったし、帽子取ってくるのは子供だけでなく、たまにだが大人でしてくるので驚きだ。
人がかぶっている帽子を取ってまでかぶりたくなる衝動はなんなのだろうか。お家で写真を撮っていると、わざわざ自分の帽子をひっぱり出してきてかぶってポーズをしてきたりするから、ウズベキスタンの人にとって帽子は防暑や防寒というよりファッション要素が強いんだと思う。
ハットだと取りやすいし、ファッション性が高いから取られるのかなぁと思ってキャップも持って行ったが、キャップでも結果は同じだった。挙げ句の果てには、帽子だけではあきたらないのか、置いていたカメラのカバーまでかぶりだした。その奇抜で斬新な姿はなんだかパリコレみたいだし、ある意味ファッション界の最先端なのかもしれない。