India

こども英語

外国へ行くと言葉が通じないことなんてしょっちゅうある。言葉が通じなくても子供は物怖じせずに話しかけてくる。学校で習った英語ばかりか現地語でも気にせずに話してくる。ここが大人との違いだろう。
たとえ現地語であっても何を言いたいかを察することができる場合も多々あるが、会話ということになれば英語しかなくなる。片言であろうと、単語を羅列しただけだろうと、間違っていようと一所懸命に話す姿は、なんとかこちらも汲み取ってあげようという気持ちになるので、大抵は伝わる。
英語が不慣れなときはまるでジェスチャーゲームでもしているかのようにもなるが、意外と困るのは英語が正しいときだ。

訪れた小学校で「Where are you going?」と聞かれる。どこ行くの?って言われても、その日の目的はその学校であったし、他にどこかへ行く予定もない。もうすでに目的地に来ているので「どこにも行かない」と伝えるも通じていないようだ。同じ質問を繰り返しされるが、「ここ」とか「この学校」とかと付け加えて言っても怪訝な表情をするばかり。なんならお前はこんな簡単な英語も理解出来ないのかとさえ言いたげだ。やがて誰かが何かに気付いて質問をし直す、どうやら「Where are you from?」と聞いているつもりだったらしい。

他にも「My name is」と言い出したので、名前を言うんだなと思って待っていたが、なぜかそのあと何も言わない。やがてまた「My name is」と言うので、やっぱりこちらは待つじゃない。でもそのままだまる。そこ、詰まるところじゃないだろうよ、と不思議だったがどうも私の名前が知りたかったようだ。主語があべこべになっている場合が最も難易度が高い。