子供はそれぞれ生まれつきの気質を持っている。幼いころは特に気質による影響が大きく、3歳までは行動の7割が気質による影響だといわれる。
好奇心旺盛、落ち着きがない、おとなしい、乱暴など、いろんな気質があるけれども、写真に撮ってて一番おもしろいのは、人見知りだ。子供のころから人見知りで、大人になった今でもその気質は変わらない自分には、表情や行動から人見知りの気持ちが手に取るようにわかるので、おもしろいのである。
人見知りの子供を写真に撮るのは、一筋縄にはいかない。そう簡単に心を開かないうえに繊細なので、慣れない環境では慎重に進める必要がある。人見知りの子供の攻略方法は、攻略しようとしないこととも言える。急がば回れ。人見知りには、本人に無理に近づこうとはせず、周りから固めていくに限る。初対面の人間に対しての不安は、親や兄弟、友達を通して取り除くのがいい。自分の信用している人間の反応を基準に判断しているので、そちらと仲良くしていれば、自然と寄ってくる。