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India2012

#214

アウェー戦ユレ

Jan 20, 2021

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はじめてラダックを訪れたとき、写真を撮っていいかを尋ねるも、女の子にだけ立て続けに断られる村があった。え!?ここは女の子撮れないの?これは緊急事態じゃないかと焦ったもんだ。
そこはインド最北端の村のひとつであるトゥルトゥク。はじめて訪れたときは、外国人の入域が許可されるようになってから、まだ1年半ほどしか経っていなかったので、外国人に対してかなり閉鎖的だったのだ。
ラダックが外国人に開放されたのは1974年のことで、それまではパキスタンや中国との未確定の国境に接している特殊な地域ゆえ、軍事的理由により外国人の入域が許されていなかった。その後、いくつかの段階を経て、外国人も入域を許される地域が拡大されてきたが、それでも長きにわたって閉ざされ続けてきた場所もあった。トゥルトゥクが、そのひとつである。

トゥルトゥク村は、川をはさんで2つの地域にわかれている。村の真ん中を流れる川の東側は、ファロールと呼ばれる新しい集落で、西側はユレと呼ばれる古い集落となっている。ゲストハウスやホームステイは新しい集落のファロール側に集中しており、外国人にもいくらか寛容的であったが、古い集落のユレは、アウェー感が半端なかった。
女の子に写真を断られるばかりか、通りすがりに男の子が写真を撮ってと言ってきたので、撮ってあげたところ、近くにいた母親が怒鳴ってくることさえあった。
おかげで、ずいぶん写真が撮りやすくなった今でも、ユレ側でカメラを構えるときには、びくびくしてしまう。だから、トゥルトゥクで撮る写真は、多くがファロール側で撮ったもの。

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