Pakistan

自己満足の頂点

 2019     Dec 17, 2019

私は再訪したときに、前回撮った写真を配り歩くのを好きでやっている。それを聞いた人から、いい人よばわりされるので、声を大にして言っておきたい。
写真を配るのは、プレゼントして相手を喜ばせたいわけではなく、これは、写真を貰って喜ぶ姿を眺め、私がにやにやするためのものである。勘違いしてもらっちゃ困る。寄付をしたり、輸血をしたり、ドナーになったりのような、他人を助けていい気持ちになるのとは、似ているようで違う。
相手を喜ばせたいという気持ちや、写真を撮らせてくれた感謝の気持ちが、みじんもないかというとそうではないが、あくまでも自己満足のためのものだ。相手がハッピーになるに越したことはないけれど、それを目的でやっているわけではない。
写真でお金を稼いでいない限り、写真なんてただの自己満足と言ってよい。その自己満足の頂点をどこで味わうのかというのが、私の場合、旅行先で配り歩くことなのである。
写真を貰って大はしゃぎするさまや、自分の撮った写真が誰かの家に飾られていたり、アルバムに入れられているのを見て、にやにやするのは悪くない。別にいいことしたとは思わないが、たいそう自己満足することができる。
写真を配るというのは、はじめて再訪の旅行をしたときからしていることなので、特別なことをしているつもりはまるでない。一番はじめに持って行ったのは、ずいぶん前のことなので、そのときどういう考えだったのかは思い出せないが、写真を持っていかないという選択肢は、はなからなかったのは覚えている。