Uzbekistan

ヒヴァっ子ペリーン

 2016     Oct 19, 2016

ウズベキスタンでは地域によって、子供が話しかけてくる言葉が違う気がする。ウズベキスタンの公用語はウズベク語だが、地域によっては、ロシア語やタジク語なんかを第一言語として使用しているところもあるらしい。ソ連時代の公用語のロシア語は、人口の半数以上が話すことができ、大人は外国人とみるとロシア語で話しかけてくる。日本は縦に長い国だが、ウズベキスタンは横に長い国だ。方言もあるかもしれない。
私にとっては、ウズベク語だろうが、ロシア語だろうが、タジク語だろうが、どれもまったくわからないので変わりはしない。言葉ではなく、洞察力だけで理解するしかない。まあ、私は英語もさっぱりなので、いつも外国に行くとほとんどを洞察力で判断しているので割と慣れたもんだ。

子供から言われるので、一番洞察力を要するのが折り紙のリクエストだ。折り紙を折ってあげてると、次は私のを折ってくれだとか、次に欲しいものなんかを言ってくる。何が欲しいかはしばらく折ってるとだんだんわかってくる。だが、やはり地域によって呼び名が違う。たとえば、蝶のことはカパラクとか、バーボチカだとかと言っている。
単語だけでなく、リクエストの言葉もずいぶん違う。私が一番好きなのは、ウズベキスタンの西にある町、ヒヴァの子の言い方だ。ヒヴァの子は「なんとかかんとか、ペリーン」といったふうに最後にペリーンと言う。なんとかかんとかのところは、早口でよく聞き取れないが、ペリーンだけ聞き取りやすくやけに耳に残る。
ペリーンはおそらく、プリーズ的な意味じゃないかと思う。でもさ、プリーズなんかと違いペリーンってなんだか可愛らしいじゃない。プリーズとか言われても、折り紙を折ってあげようとか、特段思ったりしないが、ペリーンって言われたら、ついつい折っちゃいたくなる。