Nepal

勝手に同情

 2019     May 22, 2020

あいつ、また同情されてんな。写真を見た人から、たまに勝手に同情されることがある。私が同情されるのではなく、写真の子供がだ。
物がなくても目が輝いているだとか、厳しい環境でも負けずに生きて欲しいだとか。なにか悲観的なことを書いたっけと、文章を読み返してみるも、そんなことは書いていない。そもそも、私は写真に撮ってる子を、かわいそうだと思ったことがない。きっと子供らも思ってもみないと思う。子供らからしたら、私ら別にかわいそうじゃないんじゃ、勝手に同情せんでくれってとこだろう。
写真からにじみ出ているかとも考えたが、それも違うだろう。おそらく、同じように海外の子供の写真を撮ってる人のなかに、そういうのを売りしてるのがいるんだろう。厳しい環境だけど、子供は輝いてるみたいな。そういうのを見て、連想してしまっているんだと思う。
私は同情なんかを売りにしたくはない。注目してくれる人が増えるとしてもだ。なにかを表現するなかで、結局、同情かよ!って思われるなんてまっぴらだ。ただ可愛いだけじゃいかんのか?海外の子供の写真を見たら、なにか考えさせられないといけないとでもいうのか。
同情してるつもりや、同情を売りにしているつもりがないのかもしれない。でもまあ、悪気がないのが、一番タチが悪いんだよね。