Pakistan

3年目の内気

 2022     Oct 29, 2022

新型コロナの影響で、約3年ぶりの海外旅行。飛行機に乗るのも、写真を撮るのも3年ぶり。
旅立つ前はそれくらいの大まかで考えていたけれど、いざ旅行をしていると、もっといろいろなことがコロナになってから体験していなかったんだと、ふしぶしで感じることばかりであった。
外国語で話しかけられること。外国語を話そうとすること。そもそも外国人に会ってなかったかもしれない。もとより不得手な英語が、より聞き取れない。
子供に囲まれる、囲まれるどころか、子供とふれ合うことが3年ぶりである。
ほかにも、アジアのまとわりつく空気。エコノミーで痛むひざ。バス内に流れる大音量の音楽。外国の紙幣とレート計算。舗装されていない道。カメラの前で恥じらう少女。可愛い子には何でもしたくなっちゃう気持ち。
旅行前には気づかなかった、こんなものもあったなという連続だ。

さまざまなひさしぶりを、懐かしみながら、愉しみながら過ごしていたが、最後まで勘が戻らなかったのがカメラだ。写真を撮るのが3年ぶり。ということは、この瞬間を写真を撮りたいという気持ち自体が3年ぶり。そう思うことや、写真を撮りたいと思えるものを探すことも、この3年間してこなかった。
このブランクが思いのほか大きく、可愛い子を目の前にしても、写真を撮るタイミングがわからない。カメラを構えても、どう切り取っていいかに悩む。以前は、そんなこと考えずに直感で撮っていたけど、その感覚がつかめないままであった。