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India2017

#79

こども英語

May 24, 2018

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外国へ行くと言葉が通じないことなんてしょっちゅうある。言葉が通じなくても、子供はものおじせずに話しかけてくる。学校で習った英語ばかりか、現地語でも気にせずに話してくる。ここが大人との違いだろう。
たとえ現地語であっても、何を言いたいかを察することができる場合も多々あるが、会話ということになれば、英語しかなくなる。片言であろうと、単語を羅列しただけだろうと、間違っていようと、一所懸命に話す姿はなんとかこちらも汲み取ってあげようという気持ちになるので大抵は伝わる。
英語が不慣れなときは、まるでジェスチャーゲームでもしているかのようにもなる。意外と困るのは英語が正しいときだ。

訪れた小学校で「Where are you going?」と聞かれる。どこ行くの?って言われても、この日の目的はその学校であったし、ほかにどこかへ行く予定もない。もうすでに目的地に来ているので「どこにも行かない」と伝えるも通じていないようだ。同じ質問を繰り返しされるが、「ここ」とか「この学校」とかと、つけ加えて言っても、怪訝な表情をするばかり。なんなら、お前はこんな簡単な英語も理解できないのかとさえ言いたげだ。やがて誰かが、何かに気付いて質問をしなおす。どうやら「Where are you from?」と聞いているつもりだったらしい。
ほかにも「My name is」と言い出したので、名前を言うんだなと思って待っていたが、なぜかそのあと何も言わない。やがてまた「My name is」と言うので、やっぱりこちらは待つじゃない。でも、そのままだまる。そこ、詰まるところじゃないだろうよ、と不思議だったが、どうも私の名前が知りたかったようだ。主語があべこべになっている場合が、もっとも難易度が高い。

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