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India2012

#213

そば束に紛れて

Jan 13, 2021

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ラダックの村の秋は忙しい。収穫に加え、冬は5ヶ月近く雪に閉ざされてしまうため、冬を迎える準備をしなくてはならないからだ。
この時期の村の人は、本当に朝から晩まで働いている。朝のまだ薄暗い時間から、畑へ収穫に出かけはじめる。果物や野菜を保存食に加工したり、暖をとるための燃料の備えをするのも重要な仕事だ。
ラダックの主食は、基本的に大麦。小麦よりも低温や乾燥に強いため、標高3,500mを超えるような高地でも栽培が可能なのである。同じように高地での栽培が可能なそばも、地域によっては栽培されている。日本と違って、大麦やそばなどの作物は、収穫する際に刈り取らずに、根から抜くのがラダック流。根っこから引っこ抜いたら、ある程度を束ねて、天日干しする。

子供が農作業の手伝いをしている光景も珍しくない。
畑からそばの草束を運ぶ係と、並べて干す係と、2チームにわかれてお手伝いしていた。2チームの受け渡しの最後には、はしごの難所がある。大人なら、はしごは必要ない高さだが、子供は草束を抱えながら、はしごを登らなきゃいけない。
危なっかしいと少し手伝ったら、次から運ぶ係がはしごの手前で草束を渡してくるではないか。なぜだか、上にいる並べて干す係からは急かされている。どうやら、いつの間にやら、受け渡し係に任命されたようである。

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