ウズベキスタン料理なんて、ウズベキスタンに行ったことあるか、よほど興味があるかでないと何も知らないだろう。ウズベキスタンは海がない内陸国なので、肉料理がメイン。なかでも羊肉と牛肉が中心で多くつかわれる。鶏肉はやや高級品で、豚肉は宗教上の理由もあってか、めったに見かけない。
ウズベキスタン料理で一番好きなのが、シャシリク。肉を串に刺して焼いた、ザ・肉である。肉を串に刺して焼くなんてのは、世界中にあるだろうが、シャシリクは肉をワインビネガーやスパイス、ハーブなんかで、マリネしてから炭火で焼きあげる。マリネすることで風味や香りが良くなり、肉の旨みも凝縮される。
ウズベキスタンでは酢をかけた玉ねぎをのせて食べる。これがまた相性が抜群なのである。地元の人はシャシリクはナンというパンと一緒に食べるが、私はビールだ。シャシリクにビールと酢玉ねぎ。最高である。
帰国後にウズベキスタンを思い出して、無性に食べたくなるのも、シャシリク。誰か、家の近所でシャシリク屋をはじめてくれないだろうか。