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Nepal2019

#179

是是非非

May 08, 2020

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子供はみんな可愛い。そういった類の言葉がひどく苦手である。そんなふうに思ったことがないからだ。
子供嫌いではないが、子供好きというわけでもない。子供だからって、みんな可愛いとは思わない。可愛い子は可愛い、可愛くない子は可愛くない。それだけだ。この世には、膝の上に座らせて、ずっと撫でていたいくらい好きな子もいれば、地球の裏側まで蹴飛ばしたくなるほどにむかつく子もいる。みんな口にしないだけで、同じじゃないだろうか。
子供はみんな可愛いっていう人って、自分の子供時代のことも同様に可愛かったと思ってるのだろうか。これは、あおってるとかそういうのではなく、単純に疑問に思うのである。
博愛主義の一種なんだろう。平等に愛するって、それは一見すると美しく良いことのように思えるが、これっぽっちも公平公正ではない。ちっとも人間らしくもない。公平に見ればこそ、愛に差が生まれるのではないか。大切なものをより大切にすること、特別に愛すること、愛されようとすること、そんな不平等は悪なのか。
誰かを優遇するのはいけないとか、道徳を追い求めるがゆえに、自分に変な呪いをかけているように思う。

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