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India2012

#215

大人だってはしゃぎたい

Jan 26, 2021

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ラダックは平均標高が約3,500mあるため、ごく軽度のものまで含めると、多くの旅行者が高山病になる。高山病の原因は、低酸素状態。体力に自信があるとかは、あまり関係ない。標高3,500mになると、酸素濃度は平地の約3分の2ほどになるというのだから、人体に影響が出ても不思議ではない。
標高が高いことは、ラダックの空港へ降り立ったときから、自分の体で感じる。脈拍が増加し、心臓がバクバクしているし、普通に階段を登っただけでも、息切れする。数日で高地順応してくるが、遠方へ行くときに通る峠は、4,000mだの、5,000mだのといった経験したことのないような高度になるので、ずっと高山病の不安がつきまとう。

標高が高くなるにつれ、動植物が変わってくる。3,500mでも結構違いが感じられるが、4,000mからはもう目に見えて違ってくる。普段とまるで違う異世界っぷりは、大人だってはしゃぎたくなってくるほどだ。
湿地帯に無数に広がる50cmほどの小さな島。島から島へ飛び乗っていると、なんだかテレビゲームのなかに入ったようで楽しい。だけども、標高が4,000mを超えるので、飽きるまで跳んで遊んでいたい気持ちとは裏腹に、すぐさま息が上がってしまううえに、はしゃいだ後に高山病が頭をよぎり、罪悪感にさいなまれもする。

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