南コーカサスに位置するグルジア、アルメニア、アゼルバイジャンの三共和国はコーカサス三国と呼ばれ、長寿地域して有名である。元々はグルジアの人々は長寿だという説から、コーカサス地方の人は長寿というふうに広がったらしい。
だけども実は、長寿を証明する科学的なデータはなく、大半の老人が年齢を偽っていたということがわかっている。だって、人口が500万人にも満たない国で、120歳以上が60人以上いるとか、おとぎ話レベルの話である。
ただ、一度付いたイメージというのは凄いもので、いまだにコーカサス地方は長寿地域だと信じられている。日本でカスピ海ヨーグルトとして知られているマツォーニというグルジアのヨーグルトの説明では、決まってグルジアは長寿国で、その秘訣はマツォーニだと紹介される。
本当にヨーグルトを食べれば、長生きするのかは謎であるが、グルジアの地方の村は、空気や水が綺麗で、ナチュラルでオーガニックなものがほとんどであることは違いない。