Loading...

Nepal2022

#281

昭和レトロガール

May 27, 2023

Share post:

Photos

チャイはインドのミルクティーとして有名だが、ネパールにもあって、ネパールではチヤという。
ネパールに行くと、必ず立ち寄るチヤ屋がある。そこはネパールの首都カトマンズの近郊のキルティプルにある、老夫婦が営む小さな小さな店。ここのチヤが特別美味しいから通っているというわけではない。ここのばあちゃんが好きで、癒やされにいくのだ。
ばあちゃんはネパール語しか話せないので、言葉はまるで通じないが、私をそばに置きたがる。おかげで私の席は、客席ではない店の奥の片隅。ばあちゃんのそばに座り、チヤを作る様子を眺めてる。砂糖をなじませたり、空気を含ませて舌触りをよくするために、何度も鍋からカップですくい上げ、高い位置から戻す。見ていて、少しだけおもしろい。
ばあちゃんは、いつもお金はいらないと言う。チヤには、あなたをお客として歓迎しますっていう意味もある。だから、チヤを出されたほうも、その敬意はきちんと受けとらないといけない。それはそうなのだが、私は毎回お金は払うようにしている。ここがチヤ屋でなく、普通の民家で出されたのであれば、お金は払わないが、商売としてやっているので、いらないと言うばあちゃんに強引めに渡している。だが、請求されないので、値段がいくらなのかいまだに知らない。しかたがないので、少し多めに適当に払う。
出会ったころは、小学生の孫娘がよくいて、いつもばあちゃんにべったりしていた。ばあちゃんに加え、その子に会いに行くのも目的のひとつであったが、成長するにつれ、あまり見かけなくなった。さみしくなったと思っていたら、今回見たことない子が。見なくなった孫娘の年の離れた妹らしい。昭和レトロなおかっぱが可愛い。また、次からの楽しみが増えた。

ぎりぎりアウト

May 23, 2023 | Nepal 2022

prev

逆プリーズ

Jun 01, 2023 | Nepal 2022

next