子供写真の基本は、子供の目の高さで撮ること。つまり、しゃがんだり、中腰になったりして、子供の目の高さに合わせる必要がある。全身を撮るなら子供の腰、上半身を撮るなら子供の目、その位置まで下げるとちょうどいい。
そうわかっているものの、写真をあらためて見ていると、もっと低い位置から撮ればよかったと、あとからいつも後悔する。後悔をなくすことができなくても、後悔を活かすことができるのが人間のはずなんだが、できない人間らしい。
言い訳にすぎないが、しゃがむのって、面倒くさい。ズームができないレンズのため、自分で動いて距離を調整しないといけないので、絶えず面倒に感じている。地面が舗装されていない場所や、雨が降ったあとなんかは、さらに気が進まなくなる。
しゃがんでも、まだ高いときもある。片ひざをついたり、地面にはいつくばって撮りたいときもあるが、屋外だとまずできない。
とはいえ、四の五の言ったところで、しゃがむしかないんだから、それが答えである。▶ガンガンしゃがんでいこうぜ。