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Pakistan2025

#374

子供インプット

Feb 06, 2026

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外国の小学校を訪問する際は、登校から下校までフルタイムで滞在するのが基本だ。学校側から何も言われなければ、途中で切り上げたり、複数の学校をハシゴしたりといったことはしない。
登校、授業、休憩時間、ランチタイム、掃除・・・。学校にはさまざまな日課があるが、なかでも一番好きなのは、朝礼だろうか。
意外なことに、世界には毎日全校朝礼を行う国は多い。このわずかな時間にこそ、その国の「お国柄」が凝縮されており、見ていて飽きることがない。ある国では愛国心が、ある国では信仰が、またある国では驚くほどの自由さが、その国の教育理念が色濃く反映されている。
たとえば、祈りや瞑想を行う国もあれば、フィリピンのようにダンスエクササイズで盛り上がる国、パキスタンのように国旗へ敬礼を捧げる国もある。

朝の凛とした空気のなかで聴く国歌斉唱は、実にいいものだ。
教員による拒否が議論になる日本とは対照的に、多くの国において国旗掲揚と国歌斉唱は絶対である。その結果、何度も通ううちに、あやふやながら口ずさめるようになった。ただ、子供たちの歌声を通して覚えるがゆえに、時に奇妙な謎にぶつかることもある。
パキスタンの国歌が、まさにそうだった。
2番に入ると、突然雰囲気が一変する。それまで明るく元気に歌っていた子供たちの声が急に低くなり、重々しくなるのだ。まるで「君が代」を彷彿とさせるその響き。1番と同じメロディなのに、まるで別の曲になったかのような違和感に包まれる。
はじめは、子供たちが集団で音程を外していると思い込んでいた。子供の甲高い声では、変化が少なかったのだ。しかし、後にパキスタン独立何周年かの記念で作られたミュージックビデオを目にして、ようやく合点がいった。それは、明るい長調から暗い短調へ転調する、そういう構成の曲だったのだ。

お返し雪だるま

Jan 28, 2026 | Pakistan 2025

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