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India2025

#399

もうひとつのジャット

Nov 06, 2026

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私がその民族衣装に心を奪われたファキラニ・ジャットとは、また異なるジャット族も、インドのカッチ地方には暮らしている。
ジャット族の中でもっとも人口が多いのが、ダネタ・ジャット。カッチ北部に広がるバンニと呼ばれる広大な草原地帯に暮らしている。
ダネタ・ジャットの民族衣装は、ファキラニ・ジャットのものとはずいぶん趣が異なっていた。ひし形を組み合わせた規則正しい幾何学模様が特徴的で、布に直接刺繍をほどこすというより、刺繍した別布を縫いつけているように見える。色使いも鮮やかだ。
生業も異なり、水牛を中心とした牧畜を主としている。集落では、カッチ地方固有の水牛であるバンニ水牛が、ところ狭しとひしめき合っていた。その壮観な光景を写真に収めたかったのだが、見慣れない人間が近づくと興奮して暴れ出す。結局、遠巻きに眺めるだけで、カメラを向けることはできなかった。
ファキラニ・ジャットとは、民族衣装も、生業も、暮らしぶりもまるで違う。これほど違うのに、同じジャット族というくくりに収まっていることが、どうにも不思議であった。

敗北インド飯

Oct 30, 2026 | India 2025

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