フィリピンの学校教育は、日本とまるで違う。
日本では生徒に優劣をつけずに、平等に、一律に育てる教育が行われているが、フィリピンでは小学校から超競争社会だ。
まず、クラス分けからして違う。日本では決まった年にクラス替えがあって、全クラスの学力と運動レベルが均等になるように振り分けるのが一般的だが、フィリピンでは、毎年成績順にクラス編制する。優秀な子と努力不足の子を、はっきり分けるのだ。日本は全体のレベルの底上げを目指すのに対して、フィリピンは実力がある子には高いレベルの教育環境を提供し、育成する。
順位をつけたがらない日本の教育とは違って、優劣をはっきりさせる、これがフィリピンの教育文化なのである。
日本では頑張ったということが評価されたりするけど、フィリピンでは結果が大事。私も「頑張った」が評価されるのは嫌いで、どれだけ時間をかけたとしても、どれだけ努力したとしても、結果がだめならなんの意味もないと思っている。