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Nepal2018

#121

複雑カレンダー

May 27, 2019

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何度ネパールを訪れても理解できないのが、ネパールのカレンダーだ。
ネパールでは西暦ではなく、太陽暦のビクラム暦というものが使用されている。ネパールの正月は4月中頃で、今年は2076年だ。普段使っているカレンダーより56、7年ほど早いのある。そこまではまあいい、ややこしいのはここからだ。
ひと月の日数は、29日から32日まであり、年によってひと月の日数は異なる。そして、3年に一度うるう月があり、13ヶ月になる。ときどき11ヶ月になる年もあるらしい。
定義もわかりにくいが、単純にカレンダーとしてもわかりにくい。
カレンダーの数字は、アラビア数字ではなく、デヴァナーガリー数字という数字が用いられる。それなので、まず読めない。デヴァナーガリー数字で書かれるのは、ビクラム暦の日付で、西暦の日付もアラビア数字ですみっこに小さく書かれている。結局のところ、西暦に変換して理解するしかないので、この西暦の数字が頼りだ。
先の述べたが、ネパールの正月は4月中頃だ。ということは、ビクラム暦の月のはじめは西暦でいうと中頃になるわけだ。つまり、カレンダーの始まりは西暦の14日とか15日から始まり、次の月の中頃で終わるので、1日はカレンダーの真ん中あたりにある。非常にわかりにくい。
おまけに縦書きのカレンダーってのもあって、見にくいったりゃありゃしない。
カレンダーとは、休日を知るものでもある。旅行者としては、いつ休日なのかさえ知れれば、それでいい。だがしかし、その休日もややこしいのである。
ネパールは土曜日が休日にあたる。よって土曜日が赤色だ。それに祝日や祭日も赤色になる。ネパールでは民族や宗教ごとに大小の祝祭日があり、年に30以上ある。日本の祝日は全部で16日で、知っている人の中では有名な話ではあるが、日本は祝日が多い国として知られているが、ネパールは倍ほどある。多すぎてすべてを把握するのはむずかしいばかりでなく、日にちは太陰太陽暦をもとに決められるため、毎年変わる。
民族や地域で祝祭日が変わるゆえ、町を移動すれば、休日と思っていた日が休日ではなくなっていたり、その逆もある。そのためか、ネパール人の家には、カレンダーは3つ4つあることも珍しくない。

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