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Uzbekistan2019

#142

七年選手

Sep 02, 2019

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ウズベキスタンには、行くと必ず訪れる家がいくつかある。そのほとんどが、はじめてウズベキスタンを旅したときに知り合った家で、そのときからずっと懇意にしてもらっている。
出会ってもう七年になる。七年というと、小学校一年生だった子が中学生になってるほどなので、はじめて会ったときからは、ずいぶんといろんな変化がある。
不思議なことに、姿はもちろん成長しているのだけれども、毎年のように見ていると、変わったなあと感じることはそんなにない。胸がふくらんできたり、ニキビなんかができてたり、そういうのはわかりやすい。わかりやすいが、それを見て、幼いころの姿を思い出すことはない。追想にふけるきっかけの一番は、手かもしれない。ふと手を見て、もう子供の小さな手じゃなくなってるときに、ああ変わったんだな、と実感するのだ。
成長するのは姿かたちだけじゃない。書く字だって変わるし、夢中になるものも変わる。ウズベキスタンの女の子は、幼いころからよく家のお手伝いをするのだけども、その内容も成長していく。こまめにお茶を注いでくれる姿や、果物をむいてくれる姿なんかがすっかり板についてきて、実にかいがいしい女子になっていく。
うれしい変化ばかりとはいかない。ウズベキスタンでは、祖父母の家に多世帯家族で同居する大家族が一般的だったのだが、子供が大きくなって手狭になったのか、時代の変化なのか、ここのところ、少し離れたところの家やマンションに核家族だけで引っ越しちゃったりして、家族全員に会えない場合も増えている。

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