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Uzbekistan2019

#145

恥じらいが足りない

Oct 08, 2019

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あの娘のことが好きなのは、カメラを向けると恥らうから。
ウズベキスタンでは、恥らってる表情を写真に撮るのがむずかしい。シャイな子というのは、もともとレア種で、そうめったやたらにいるもんじゃないが、ウズベキスタンでは、より一層少ないように思う。ウズベキスタンの子はカメラを向けても、しっかりと返してくる子が多く、顔を手で隠したり、隠れたり、吹き出しちゃったりしちゃうなんてことは、ほとんどない。それに加え、もう何年も連続で訪れて、すっかり仲良くなってしまっている私に対して、いまだに恥らう子なんていないのだ。
だけども、彼女だけは違う。彼女はいまだにカメラを向けると照れをこらきれず、思わず吹き出しちゃったりする。毎回そうなるわけじゃない。ときどきツボに入ったようにそうなる。ひさびさに会った初日になるわけでもなく、そのタイミングはよくわからない。
私に対して、はにかんでるわけでもない。会うたびに抱きついてくるし、散歩をするときなんかは、ずっと手を繋いだまま。それゆえに、カメラを向けるといまだに恥らうのが、不思議でもあったりする。

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