藍には白に近いごく淡い藍色の瓶覗(かめのぞき)から、黒く見えるほどの濃紺まで、濃淡によって実にさまざまな色がある。
水色、空色、浅葱(あさぎ)色、露草色、縹(はなだ)色、瑠璃色、紺青、紺色、勝色、濃藍。
ウズベキスタンは、そんな藍色にあふれている。
トルコ石のような緑がかった青の浅葱色は、イスラム建築群に多く使用されている。
濃紺と白の綿花模様の食器は、ウズベキスタンのお決まりで、ほぼ毎回の食事で目にする。
ウズベキスタンの女の子の服は、ワンピース、もしくはセットアップが定番だが、こちらも食器と同じ、濃紺と白の花柄のワンピースをよく見かける。カラフルで色鮮やかなウズベクの伝統的な衣装も美しいが、日本でも古来より愛され続けている藍色は、やはり女性を美しく見せる。