私の写真の女の子はみんな可愛いと思う。それは、可愛い子をピックアップしているからにほかならない。上手に写真を撮ることも大切だけども、まずはとびきりの素材を見つけること。そして、選定することのほうが大切といえる。
言うならば、花屋の花。花屋の花は、綺麗な花だけを選別して、勝ち残ったエリートばかりの花。クラスにひとりかふたりいるような正統派の美少女 。綺麗とか美人なタイプでない場合も、万人受けするような愛嬌を持っている女の子を選りすぐる。どう可愛いかは、あえて言葉で説明する必要がない。見ればわかる可愛いさ、それが必要なのだ。
美少女を写真に収めることは容易ではない。なにせごろごろいるものでない。それに見つけたからといって、必ず写真に撮れるとは限らない。写真を撮っても、実際に使える確率はそう高くない。だからこそ、数撃ちゃ当たるの精神ではだめだ。常に一撃必殺を狙う必要がある。
失敗したくないからといって、カメラの設定ばかりに気を取られてはいけない。構図や露出、もちろん大切だが、それはただの準備。ゴールはそこではない。そんなもの、美少女から、自分にしか見せない表情を引き出せるようになってからの話だ。