小学校の前にある公園で撮った子供の写真。その写真を配るには小学校に持っていくのが手っ取り早いだろうと、小学校へやってきたところ、授業中のようで、職員室で少し待たされることになった。
知らない小学校の職員室にひとり。どれくらい待たされるのかが、いまいちわからない。手持ちぶさた以外のなにものでもなかったので、折り紙をして待っていたところ、戻ってきた先生がそれを見て、生徒達に折り紙を教えて欲しいとリクエスト。快く承諾するも、今からやるんじゃなく、どうも明日にしたいらしい。
なんで明日なのか謎だったが、翌日に再び訪れたときに、その理由が判明。どうやら折り紙にできそうな紙を調達してきたらしい。教室に入ると、すでに準備は万端で、紙は正方形にカットされ、みんなに配られていた。生徒にはなにもかも説明済みの様子。おまけにホワイトボードには、ウェルカムメッセージまであるではないか。
なにを折るかは、事前に職員室で打ち合わせをし、もっとも簡単な蝶になっていた。アジアの学校で、何度か折り紙先生をしたことがあるが、こんなにも至れり尽くせりな折り紙先生ははじめてだ。