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Myanmar2009

#198

はじまりの地

Sep 30, 2020

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外国に行くときは、必ず折り紙を持っていって、コミュニケーションのツールとして役立てているが、はじめからそうだったわけではない。外国ではじめて折り紙をしたのは、ミャンマーのとある小学校だった。
ミャンマーの昔ながらの生活が見物できる、村観光で有名な村の小学校を訪れたときだ。先生がおもむろに渡してきた新品の折り紙。きっと日本人から寄付されたものなんだろうけど、使い所がなく眠っていたようだ。
折り紙かあ、何を折ろうかと考えてみる。鶴、かぶと、やっこさん、風船。子供のころに折ったことのある代表的な折り紙が思い浮かんだが、どれも折り方を覚えちゃいない。最後にいつ折ったかも思い出せない。紙飛行機なら折れると思うけど、違うよね。かぶとや、やっこさんは仮に折れたとしても、どう説明していいかに悩みそうだ。鶴でいこう。
何度も何度も試行錯誤しながら、ようやく完成した不出来な鶴は、先生が出題した算数の問題を一番早くに解答できた人への景品となった。こういう使い方もあるもんだと思ったもんだ。このときがきっかけで、外国で折り紙をするようになったのだ。

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