ウズベキスタンの主要な観光都市のなかでは、サマルカンドの人たちがもっともフレンドリーだと思う。だけども、サマルカンドは大人も子供も、男の人も女の人も、なんかこうガツガツと来る人が多く、ちょっぴり苦手。フレンドリーで基本的に親切なんだけど、少々強引。こちらの心情的なのはお構いなしの一方通行的だ。
ガツガツしてるのは、別に悪いことではない。そういうタイプが好きな人もいるだろう。ただ、私の性格と合わないとしか言いようがない。何がどう合わないのか表現するのはむずかしい。自分でも普段気付かないような奥深いところが、どこか違っている感じ。ボタンをひとつずれて掛け違えてたというよりは、ボタンのサイズが違ってたというニュアンスに近い。そう、規格が違う。この表現がしっくりくる。
波長の合わない人とずっと接していると、心の奥に何かが蓄積されていく。それがどんどんどんどん溜まっていくと、どこかへ逃げ出したくなってしまう。ウルトラマンの胸にあるランプがピコピコしているイメージ。まあ、実際、本当に逃げ出しちゃている。逃げ帰る先はウルトラの星は当然ないし、日本へ帰るわけもいかないので、自分と波長の合う人の家だ。そこはまさにオアシスのようで、みるみる生き返る。
このオアシスには四人の子がいる。長女、長男、次女、三女とみんな総じておとなしく、控えめな性格だ。長女は、はじめてウズベキスタン行ったときからのお気に入り。次女と三女は、長女とはまた違うが可愛らしい。長男もおとなしく可愛い。この子はウズベキスタンで唯一好きな男の子かもしれない。
私は基本、男の子が好きじゃない。特にウズベキスタンの男の子は苦手だ。ウズベキスタンの男の子は、とにかくやんちゃでお調子者のようなタイプが多い。それは男の子だけでなく、若い男の人もそうで、チャラチャラしてるというか軟派というか。団体でいる大学生のようなノリの人が多く、ひどく苦手だ。もちろん、そうではない人もいるし、私の出会った人がたまたまそういう偏りだっただけなのかもしれない。そんなウズベキスタンの男の子のなかで、私が好きな希少な子である。
そんな男の子がいる一家。兄弟げんかなどみたこともなく、それぞれが思いやりを持って接しているように見える。お姉ちゃんお兄ちゃんは、妹思いなのがちょいちょい垣間見れて、なんとも気持ちがいい。