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Indonesia2010

#237

ずっと満月でいいのに

Jun 21, 2021

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バリには太陽暦のほかに、太陰太陽暦のサカ暦、7日を30回繰り返して210日で1年のウク暦といったバリ独自の暦が共存している。日常生活やビジネスなどは、すべて太陽暦で行われるが、宗教行事などはサカ暦とウク暦で決まる。
月の満ち欠けによって日数を算えるサカ暦は、月齢1日目の新月をその月の1日目として、満月が15日目、そして、暗月の日が30日目とし、1ヶ月となる。
新月と満月の日は特別な日で、さまざまな儀礼や祭礼がとり行なわれる。学校もいつもと違う。学生はみな、お供え物を持って、バリの正装で登校するのだ。

いつもは全員同じ制服だが、この日ばかりは、それぞれ思い思いに着飾る。
男の子は、シャツのサファリに、腰巻き布のサロンを巻いて、腰帯のスレンダンを締めて、頭にウドゥンを巻く。女の子は、サロンとスレンダンに、クバヤというブラウス。クバヤは、色鮮やかなレース生地か、コットン生地が主流だ。レースでスケスケの場合は、アンケンというビスチェみたいなのをクバヤの下に着る。
正装姿は、思わず目を引かれるほどに、あでやかで美しい。これ、毎日着たらいいのに。Tシャツなんか全部捨ててしまえばいい。

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