外国の小学校を見るようになって最初に驚いたことは、外国の小学校は買い食いが当たり前なことだ。登校や下校中ばかりだけでなく、休憩時間にだって買い食いが許されていることが多い。学校レベルで買い食いが禁止されている場合はあるが、日本みたいに全体的に買い食いが禁止されている国は、私が知っているなかでは、日本しかない。
バリの幼稚園や小学校にも、学校の片隅にカンティンと呼ばれる売店があったり、校門の前に屋台が来ていたり、学校の近くには駄菓子屋のようなお店が必ずあって、お菓子だけでなく、おもちゃまで売っている。
休憩時間になると、子供達はお菓子やらジュースやらを買い、教室で食べたりしているのだが、衝撃なのはアイスだ。教室でアイスを食べているなんて、日本じゃありえない。買い食いが禁止されているほかに、お菓子やジュースを持ってくることも許されていなかった日本だが、飴やガムなんかを忍ばせて行ったことはある人も多いだろう。だけども、アイスを持っていったことのある猛者は、そうはいまい。
教室で食べるアイスの味はどんなのだろう。
ところで、日本の学校が買い食いを禁止している理由はなんなのだろうか。合理的な理由がわからない。数々の謎校則がある日本の学校のことだから、どうせ思考停止しているような理由なんだろうとは思う。