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Indonesia2010

#244

瞳をねらえ!

Aug 16, 2021

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Photos

デジタルカメラだと、明るさや色味なんかは、撮ったあとでも調整ができる。構図もトリミングして変えることができる。限度があるが、現像時の画像編集で、劇的に変えることだって可能だ。
どうしようもないのは、ピンボケとブレ。最近、あとからピントを合わせられるカメラや、スマホアプリが出てきたが、あれは同時に何枚も写真を撮って、あとからチョイスしているだけなので、正確には、ピントの位置をあとから変えているわけではない。だから、明るさ、色、構図は二の次くらいの気持ちで、とにかくピントとブレ防止に命をかける。

人物写真の場合、ピントを合わせるのは、目だ。それも、手前の目。手前の目にピントが合っていないと、写真全体としてぼやけた印象になってしまう。
手前の目にピントを合わす。簡単そうだが、これがわりとむずかしい。撮り直しのきく撮影でない限り、人物写真はスピードとの勝負でもある。正しくピントが合ったところで、撮りたかった表情が失われていたら元も子もない。
そもそも、ピントを合わせる方法に完全なものがない。ピントを合わす方法は大きく分けるとふたつ。カメラが自動的にピントを合わせるオートフォーカス(AF)か、カメラに任せずに手動でピントを合わせるマニュアルフォーカス(MF)。AFにはいくつか違った種類があるが、完璧ではない。狙った手前の目にピントを合わせてくれる機能は、私のカメラにはないし、目の瞳孔ではなく、まつ毛にピントが合ってしまうといった事態も発生する。MFは、ライブビューで拡大すればできるが時間がかかりすぎる。ファインダーでは小さすぎて、目にピントが合ってるかさえも、わかりゃしない。
なによりも、相手が人だと動くんだ。ほんの数cm動いだけでもピントがずれてしまう。これを素早くしないといけないなんて、はっきり言って、無理!

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