インドといえば、詐欺やぼったくり、盗難など、治安の悪いことで有名だ。日本では考えられない強引な客引きや詐欺が、びっくりするほど多い。インドのあの手この手でお金をだまし取ろうとする輩には、心底うんざりさせられる。
なかには、手口を知っていれば回避できるだとか、それもインドの醍醐味だとか言う人がいたりするが、頭のネジが外れていかれてるんだろう。
正直なところ、インドのことは嫌いだ。せっかくの旅行のときくらいは、ニコニコして笑顔で過ごしたいのである。悪巧みしていないかと疑ってかかったり、無視したりしていると、ちっとも心が休まらない。
そんなインドだが、南インドは詐欺やぼったくりが少なく、人も比較的のんびりしており、人柄も穏やかで、人懐っこいという。
インドを代表する乗り物、黄色と緑色をしたオートリクシャー(三輪タクシー)も、ちゃんと目的地に着く。デリーじゃ、目的地を告げてもそこに行かず、コミッションが貰えるであろうお土産屋やホテルに連れて行かれてしまうが、ちゃんと目的地に着くのである。