インドの女の子のファッションは、とってもおしゃれ。私が知る得る国のなかでも、一二を争うほどにオシャレ度が高いと思う。パンジャビドレスのような民族衣装は、もちろん美しいが、民族衣装や晴れ着とかではなく、普段着がおしゃれなのだ。
幼稚園や小学生あたりの服がもっとも独創的で、凝ったデザインでファッショナブル。若者にまで成長すると、ジーンズやらスキニーパンツなどが増えて、オシャレ度が後退してしまう。男の子にいたっては、特筆することすらない。
どういうところがおしゃれなのか。インドの女の子のおしゃれ服は、多様であるので、説明するのがむずかしいが、ひとつの特徴として、切り返しが多い気がする。別の素材の布地であったり、レースだったりが縫いつけられていて、細部まで凝ったつくりになっている。ひとつの生地だけの服のほうが珍しいんじゃないだろうか。切り返しのほかには、独創的な縫製がデザイン上のアクセントになっている服が多い。
インドの女の子には、服だけでなくアクセサリーも欠かせない。ピアスにネックレス、ブレスレット。珍しいのが、アンクレットだ。こちらはファッショナブルとは対極な伝統的なもので、お守りの要素が強い。よく見かけるのが、鈴付きのアンクレット。歩くたびにシャラシャラと小気味よい音を奏でる。