派手に動く被写体が苦手。ずっと苦手なままで、ちっとも上達していない。
子供の写真がほとんどなので、意外と思われるかもしれないが、実はあまり撮る機会がなかったりする。ズームのない広角のレンズで撮っているせいだろう。撮影するときの相手との距離は、大体1m前後が多い。離れても3mくらい。そのくらいの距離だと、カメラを構えたら、子供だって派手に動いたりしない。だから、動く被写体っていうのは、もともと動いてるところを撮ろうとするとき以外は、あまりないのだ。
苦手だからか、動いているものを写真に撮ろうとあまり思わない。そう思わないのには、ズームがないのもある。すごく動いている相手に対して、近づいてカメラを構えるのは、危ないじゃない。遠くから撮って、あとからトリミングすることもできないことないかもしれない。だけど、遠くからだと表情もよく見えないし、シャッターを押すタイミングがわからない。勘で撮って、いい感じに撮れてたらラッキーみたいになりそうで、撮っていても楽しくなさげでもある。
動く被写体をしっかり止めてシャープに写すには、カメラの設定も変えないといけない。シャッター速度を速くしたり、ピントの合わせるモードも変えないといけない。これからしばらくは動く被写体ばかり撮りますよってことなら、一度設定を変えるだけだが、動く被写体と動かない被写体がランダムにくるようなケースが多いのでやっかいだ。
あと、これが一番の問題なのだが、どういう風に撮ればいいかが、思いつかないのである。どう撮れば、躍動感のある写真になるのかが、ひらめかない。きっと失敗が足りないんだろうだと思う。もっとチャレンジして、もっと失敗しないとダメなんだろう。そうは思うのものの、苦手意識が強くて、動いている相手がいたら、動きが停まる瞬間ばかりを狙っている自分がいる。