今回のネパールは、そうじてテンションが上がらなかった。興に乗りきれない感じで、おもしろさが薄く感じてしまう。
撮った写真の枚数も少ない。なにより、これ、というような会心の写真がほとんどない。
その原因は明白であった。行く先々で、一番再会を楽しみにしているお気に入りの子がいないことが続いたのである。ひとつの街に数日は滞在するので、初日に会えなかったとしても、2〜3度はチャンスがあるのだが、ことごとく会えずじまいだった。
一番のお気に入りがいないと、気分が盛り上がってこないばかりでなく、リフレッシュ感も少なくなる。一番のお気に入りの子ってのは、α波があふれる存在なのだ。可愛いは、癒やし。リラクセーションのようなものといってもいい。
甲乙つけがたいくらいの可愛さの子が、ほかにもいればいいのだが、そんなところは稀稀にしかない。そして、そう都合よく、新しく可愛いのが現れるはずもない。
そのはずなんだが、諦めたころに現れるんだな。2位じゃダメなんです、ということを体現するような凄いのが。