旅行に行ったら、自分用のお土産を買う派ですか?
私は買わない派。とはいえ、まったく自分用のものを買わないわけではない。日常的に使用する用に買ったりはする。ただ、それは記念の品や思い出のようなものではなくて、ただの買いもの。単に良質のものが安価で手に入るから買ってるだけで、外国のお土産とかという意識はない。それも毎回何かを買うわけでなく、買わないときのほうが多い。
買わない理由はいくつかあるが、根本的なところで、訪れた場所の思い出のものとか別にいらないと思っている。それと家にものを増やしたくない。
だが、そんな思いと反して、家には思い出の品が年々増えている。人から貰ったものである。人から貰ったものというは、とてつもなく捨てづらく、たまる一方だ。ものによってや、くれた相手との関係によっては、誰かにあげたり捨てたりもできるが、できないものが多い。子供がくれた手紙やXmasカード、あと手作りのものは捨てれない。それと気持ちが込められている系も捨てれない。
気持ちが込められている系ってなにってことだが、カラーシャには、歓迎するときや、旅の安全を祈願するとき、お祝いのときなんかに、ショケクというカラーシャ伝統模様の紐を首にかけてくれる。太さ4〜5cmくらいの手織りの紐だ。同じ風習がネパールにもある。ネパールも同じような場面で、カダというチベット仏教の吉兆模様がプリントされている薄手の布を首にかけてくれる。
ショケクもカダも実用的なものではないので、ただただしまっているだけだ。新しいものが増えたのをしまうときに過去のたまったやつを見ると、邪魔だなとあらためて思うけれど、無事を祈る気持ちを込めてくれたものなので、やっぱり捨てれないのある。