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Pakistan2024

#343

単複タイミング

Feb 06, 2025

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人物写真の被写体は、複数より単一のほうが好み。それは複数の場合は、シャッターを押しているだけ、撮らされているという感覚がするからなのだが、そういう好みうんぬんの問題じゃない悩みのタネも別にある。
シャッターを切るタイミングがつかめないのである。人物写真の場合、自分側の準備だけでなく、相手側の準備、ポーズや表情などもある。
相手のポーズや表情ってのは、こちらがカメラを構えてからでないと、はじまらない。まずカメラを構え、相手の動向を見ながらどう撮るかを決め、相手が準備を終えるまでに、あとはシャッターを押すだけっていう状態をつくっておかなければならない。それで、相手の準備が整ったと思ったら、すぐシャッターってのがベスト。ポーズや表情がキープされる時間には限りがある。だが、相手が複数の場合、いつが準備が終えたときなのかが、よくわからないのである。全員の準備が同時に完了することなど、まずないからだ。また、最後のひとりが準備を終えたときには、ほかの人にとっては、もうタイミングを逃している状態だったりする。ずるずる時間を掛けていると、新たなのが割り込んできたりもする。

タイミングで写真は変わる。写真において、シャッターを切るタイミングというのは、どんな写真が撮りたくてシャッターを切っているのかってことになる。
どんな写真が撮りたいかが明確だと、自分なりのシャッターチャンスがある。今と思えるタイミングを狙っていける。それが誰にも撮れない、いわゆる自分らしい写真となる。だけども複数が相手だと、相手側のタイミングがそろったときにあわせることを優先してしまうことで、自分なりのシャッターチャンスが存在しなくなっているのである。そんななかで、たとえ面白い画が撮れたとしても、自分が狙って撮ったものでないなら、素直に喜べない。
あと複数は、単純に失敗写真が多くなる。誰かひとりがいまいちな表情なら、写真は台無しになるし、全員の顔にピントがあうような設定にしたら、それはシャッタースピードは遅くなるのにつながり、ブレやすくなるのである。
複数が相手のタイミングってのは、一生解決しないような気がしている。

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