子供から大人まで、普段から美しい民族衣装を着ているカラーシャの女性。民族衣装は子供も大人も同じであるが、子供が幼いほど違いが増える。
まずカラーシャの民族衣装で目の引く頭飾りのシュシュット。ビーズなどで飾りつけていて重いため、幼い子は代わりに帽子をかぶっている。正面から見るとわからないが、輪っか状の冠に腰まで達するほどの長い尾ひれがついていて、ずっしりと重い。
髪型も違う。大人は5本か3本の三つ編みにするが、小学生くらいは前髪の1本だけだ。さらに幼いと三つ編みはしていない。この前髪の1本あるかないかで、印象が結構異なってくる。三つ編みは、編み終わりになると毛糸をまぜていき、毛糸のエクステみたいにする。前髪の1本は耳にかけるので、正面からも見えて、目に留まりやすいのだ。
ぱっと見でわかりやすいのが、腰帯のパティ。幼い子はパティをしていない。刺繍の入った衣装もパティをしない前提のデザインになっている。パティをする場合の刺繍は胸あたりまでだが、パティをしない場合は、刺繍がへその位置くらいまで入っている。
あとはネックレスのマイク。ビーズで1本1本は軽いものの、びっくりするくらい何束も重ねるので、こちらも重い。だから子供は数えるほどの本数しかしていなく、幼い子はまったくしていない。
このように子供と大人ではいろいろと違いがあるのだが、やっぱりシュシュットが一番だろう。可愛い子もシュシュットしていないと、ちょっと物足りない。可愛い子だと、完全体になるのが待ち遠しいすぎる。