パキスタン旅行に行くとか、行ってきたという話をすると、「自分は一生行くことはない」といった反応をされる。パキスタンを旅行先としておすすめするつもりもないし、良い国だとアピールする気もみじんもないので、他人がどう思おうと気にしないのだが、最初から一生行かないと決めつけなくてもいいのにな、とは思う。
決まってそういう反応をするのは、そもそも海外旅行に行かない人か、欧米しか行かない人。自分が行ったことない国への偏見が強い。「インドでは食中毒になる」とか、「中国では公安に拘束される」みたいな、ネガティブな先入観で頭がいっぱいになっている。
パキスタンのことも、なにがあるとか、どこにあるとかさえ、ほとんど知らないけど、危険な地域というイメージだけは根強くあるのだろう。パキスタンが危険な地域であるという認識自体は間違っていないと思う。ただ、現在具体的に何が危険なのかを知っている人は、まずいない。
結局のところ、多くの人にとってパキスタンは、危険というイメージだけが先行し、興味の対象外なのだろう。その状況は今後も変わることはないのかもしれない。ただ、私としては、海外旅行先では日本人が少ないに越したことはないので、その意味では、世間のもつ根強い偏見は、私の旅のスタイルを守るための、最高の障壁なのかもしれない。