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Pakistan2025

#382

おとり捜査状態

May 29, 2026

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カラーシャ谷のあるチトラールを訪れる準備をしていると、とんでもない報せが飛び込んできた。なんと2025年9月から、ルートの途中にあるエリアで外国人は夜間に通行できなくなったというのだ。
これは大問題だ。首都イスラマバードやペシャワールから出ている直行バスやミニバンは、そろいもそろって夜行便しかないのだ。つまり、唯一の直行ルートが封じられてしまったのである。
原因は隣国のアフガニスタンにある。タリバン政権の復活により、アフガニスタンに潜伏していたパキスタン反政府勢力の活動がにわかに激化したのだ。2025年のパキスタン国内でのテロは1,000件以上、死者も1,000人超。じつに2013年以降で最悪の数字を記録している。政府としても外国人が誘拐されたら大ごとだと、保護のために必死になるのも無理はない。
直行の夜行便を奪われ、残された道は2つ。昼間に大金を払って車をチャーターするか、昼間運行のローカルバスを乗り継ぎ、夕方までに制限エリアを脱出するか、である。
おもしろいのはここからだ。その乗り継ぎを行う街こそが、まさに件の制限エリアのど真ん中にある。さらには、昼間なら通っていいのだが、安全対策として自動小銃を構えた武装警察の車両が、もれなく護衛に付くことになった。
想像してみてほしい。
サイレンを鳴らしながら走るパトカーに先導されたり、武装した警察官たちに囲まれながら、乗り換えのために街を歩き回る外国人の姿を。夜間にこっそり通りすぎるよりも、どう考えても100倍目立つ。
むしろ「どうぞ狙ってください」と言わんばかりの標的になっている気がするのだが、この手厚い安全対策は、本当にこれで合っているのだろうか。

あぶり出しニーハオ

May 22, 2026 | Pakistan 2025

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