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Journal

裏ラマユル
Feb 25, 2021 | India 2012

裏ラマユル

ラダックの極端に雨の少ない荒涼とした大地は、日本では見ることのないような独特な景観を生み出している。山肌には樹木はまったくといっていいほどなく、ヒマラヤの隆起によってできたであろう非常に古い地層がむき...

ターコイズ少女
Feb 10, 2021 | India 2012

ターコイズ少女

チベット文化において、ターコイズ(トルコ石)は、絶対に欠かせない存在の石である。天空の石、水の石として、天国から地表にもたらされたものと信じられており、古来より、幸運を導き、また危険や災いから身を守る...

不殺の使徒
Feb 05, 2021 | India 2012

不殺の使徒

小チベットと称されるラダックは、今や「チベットよりもチベットらしい」といわれる。1966年から10年間、中国の文化大革命によって、チベットの建造物や仏教美術、伝統文化はほとんど破壊されてしまったが、イ...

顔半分
Feb 01, 2021 | India 2012

顔半分

さっきからずっと、こちらを気にしているので、「写真撮る?」と聞いてみるも、首を振ったり、奥に隠れたり。それでも、つかず離れずいるので、何度か聞いているうちに、表情と首を振りが変わった。 インドは、イ...

大人だってはしゃぎたい
Jan 26, 2021 | India 2012

大人だってはしゃぎたい

ラダックは平均標高が約3,500mあるため、ごく軽度のものまで含めると、多くの旅行者が高山病になる。高山病の原因は、低酸素状態。体力に自信があるとかは、あまり関係ない。標高3,500mになると、酸素濃...

アウェー戦ユレ
Jan 20, 2021 | India 2012

アウェー戦ユレ

はじめてラダックを訪れたとき、写真を撮っていいかを尋ねるも、女の子にだけ立て続けに断られる村があった。え!?ここは女の子撮れないの?これは緊急事態じゃないかと焦ったもんだ。 そこはインド最北端の村の...

そば束に紛れて
Jan 13, 2021 | India 2012

そば束に紛れて

ラダックの村の秋は忙しい。収穫に加え、冬は5ヶ月近く雪に閉ざされてしまうため、冬を迎える準備をしなくてはならないからだ。 この時期の村の人は、本当に朝から晩まで働いている。朝のまだ薄暗い時間から、畑...

カメラ武装
Jan 08, 2021 | India 2012

カメラ武装

子供撮影は、危険がいっぱいだ。 カメラがなんのこっちゃわかっていない幼い子には、レンズをたたかれたり、レンズを指でペタペタさわられたりはしょっちゅう。 動き回って、カメラにガンガンぶつかってくるこ...

威嚇つぶし
Dec 29, 2020 | India 2012

威嚇つぶし

少女がぷくーっとほっぺを膨らませて、にらみをきかせてきた。いきなり怒り出した理由はわからない。これといって思い当たる節がないのだ。ほんのついさっきまで、上機嫌で写真に応じていた。そのあとは、別の少女の...

宗教の共存
Dec 23, 2020 | India 2012

宗教の共存

ラダックで暮らす人々の多くは、ラダクスパ(ラダック人)と呼ばれるチベット系民族。ほとんどの人はチベット仏教を信仰していて、服装、食事、風習などに、チベットと共通する文化を持っている。 ラダックでは、...

異境ラダック
Dec 19, 2020 | India 2012

異境ラダック

まだ海外旅行に行ったことがなかったころ、一番行ってみたい国はインドだった。 混沌と喧騒。日本の常識は通じない、ありえないほどの非日常感に惹かれた。ヒンドゥー教の独特の雰囲気やカオス具合に、カタルシス...

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